上咽頭炎・慢性上咽頭炎

上咽頭

鼻の奥の突き当たりにあり、口蓋垂（のどちんこ）の上のあたりに上咽頭があり、上咽頭の細胞には免疫に関与するリンパ球が多く含まれています。

上咽頭炎

上咽頭はウイルスや細菌、異物から身体を守る免疫器官としての役割があるので、ある程度の炎症は常に起きていることを生理的炎症と呼びます。病的炎症が上咽頭でおこると、体に様々な症状がおこります。

慢性上咽頭炎

病的炎症が上咽頭の炎症が慢性的になっている状態を慢性上咽頭炎と呼びます。

鼻の疾患なのですが、全身にも以下の様な不調が現れるとされています。

池田町クリニック　横須賀市池田町

上咽頭炎による直接症状（放射痛を含む）

咽頭違和感、後鼻漏、咳喘息、痰、首こり、肩こり、頭痛、耳鳴り、舌痛、歯の知覚過敏、多歯痛、顎関節痛など

自律神経系の乱れを介した症状

全身倦怠感、めまい、睡眠障害（不眠・過眠）、起立性調節障害、記憶力・集中力の低下

過敏性腸症候群（下痢・腹痛など）、機能性胃腸症（胃もたれ、胃痛など）、むずむず脚症候群、慢性疲労症候群、線維筋痛症など

病巣炎症として免疫を介した二次疾患

IgA腎症、ネフローゼ症候群、関節炎、胸肋鎖骨過形成症、掌蹠嚢疱症、乾癬、慢性湿疹、アトピー性皮膚炎など

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まだ医学的に全容が解明された疾患ではありませんので、前述した症状や疾患の原因が全て慢性上咽頭炎で説明がつくわけではありません。

上咽頭炎・慢性上咽頭炎の治療を行っております。EAT・Bスポット治療を行っている耳鼻咽喉科は現在、多くはありませんので、横須賀市池田町の近辺にお住まいの方、遠方の方も来院しております。お電話でご予約をしていただき、診療におこしください。